二〇二〇年霜月十六日
Shakespeare シェイクスピア 1969 Model EB Free spool
・・・なかなか思ぅよおに釣りに行けなぃ この頃ですが
「次回ゎどのリールで釣りに行く?」
そやって迷った時 ふと陥った ” ぢれんま ” っていぅか そゅお話・・・
サーフでのぶん投げ釣りが中心になってくると リール選びも 相応な機種になってくる
巻き上げスピード至上主義
短ぃディスタンスでのルアーフィッシングがメインの人にゎ あまりピンと来なぃ話ですが
100m以上放出されたラインを一気に巻き上げるよぅな釣りになると とにかくスピードが肝になる
優雅にのんびり ぢわぢゎとエサの引き釣りするだけなら まだマシなんですけどね
弓角を使ったサーフトローリングみたぃな 「ひたすら遠くに投げてガンガン巻く釣り」
スピードが出なぃと 泳層ゃアクションのコントロールが 制限されちゃう
投げサビキなんかでも 巻き上げスピードが遅ぃと シャクリのテンポを作れなぃ
ぉ魚とのファイト時ゃ根がかり回避の時にも 瞬発的なスピードが必要になる
掛けたぉ魚をとっとと寄せられなぃと バラす確率も高くなる
仕掛けを自在に操る意味で 巻き上げスピードって ほんまに重要なんですょ
「スピニング使ぇよ」 ごもっともな話
ギヤ比が同ぢでも 両軸の4.7スピードで100m以上巻くのを繰り返せば ゲロ吐きそぉになる
4.7のスピニングやったら むしろ俊足で快適ゃし ゲロも吐かなぃ
ベイトリールでの投げ釣りが普及しなぃ 最大の理由かも知れませんね
オールドABUの3.6なんてスピードゃと ハンドルを回す腕や手首ぉ 傷めそぉ 拷問やゎ
ロープロの 「ambassadeur REVO」 シリーズなんかは 10なんてスペックが 当たり前の時代
かと言って 中国製の安物リールと見た目が変わらなぃ現代のロープロには 興味なくって
結局 旧ギアケース世代(?) の中からの選択になると MAXスピードゎ 6前後
メーカーゃ機種によって 5.9とか6.1 Abu製なら 6.3(6.25)
「C4持ってたら 他ゎいらないぢゃん」 ・・・みたぃな
あるいは アンバサダーなら 好きなモデルに6.3のギアを移植しちゃえば それで済む
ロケットでもファクトリーでも 6.3にしちゃえば サーフ最強モデルに変貌する
まぁ 5.3のままでも 使ぅ本人の気持ち次第なんですが 6.3を経験すると 「やっぱり遅ぃ」
弓角を表層に浮かせるタイミングなんかも 圧倒的な違ぃが出る
「色々持っていなくても ぉ気に入りの6.3が何台かあれば 充分やゎ」
う~ん この上なく正しぃ結論っていぅか ごもっともな考ぇ方ゃと 思うんですけどね・・・
当たり前のことゃけど 「スペック至上」 っていうのゎ リールの選択肢を狭めることに
酷ぃ言い方をすれば ” 排他的 ” ダメな劣等生は 購入前から眼中ナシ or リストラ売却
「旧ハイスピ世代 4.7」 なんかもね そのままぢゃ使ぅ気がしなくなってくる
オールドCAゃストライパー その気になれば 6.3までスピードアップできるんですけどね
80年代のマグ系も ギアさぇ手に入れば 初期スプリントの6.3(6.14)まで上げられる
かと言って そやって毎々改造するのも 疲れちゃうんですょ 部品の入手とか 加工の手間
最初からハイスペックな一台買っておけば それでえぇやん みたぃな・・・
ってか これ以上買ぅ必要あるん?
押入れゴソゴソ探したら 「こんなん持ってた?」 いつ買ったのか覚えいてなぃ 6601C4
たまにクラッチ切り忘れて投げちゃうので ベロんちょタイプのクラッチの方が ありがたぃ
んで 右利き・右投げのわたしにゎ やっぱり左ハンドルが心地いぃ
C4 6601 & 5601 ぶん投げ釣り用に 計3台もあったら 充分ぢゃん・・・
・・・って これだけぢゃ ないんですょ
ナローサイズの4601C4も たしか2台持ってるし 他にも6.3スペックが 探せば出てきそぉ
「左のロイヤルエクスプレス 6.3」 たぶん5台以上 ありそやし
牛次郎(UC)のハイパーウィンチ 「PLUS」 6.3の黒金も 5601 & 6501 両サイズ
先日 5601の方をセットアップして 出番待ちしてるんですけどね いつ登場するんだか
「C4か6.3ギア持っていたら こと足りる」
色々といっぱぃ持ってるのも面倒くさぃし 半端なスペックのリールゎ この際なので手放しちゃう?
右ハンドルの4.7とか ほんまに最近使ぅ気がしなくて 困ってる・・・
大胆にREVOなんかに乗り換ぇられたら 肉体的にも精神的にも どれだけ楽になれることか
「脱・丸型アンバサダー」 日頃から迷ぅことなく 釣り場に持ち出せる
「釣るために徹した スペック至上主義」
う~ん 間違ってなぃけど 釣りの楽しみって それだけぢゃなぃと思うんですよね
” 質感ゃフィーリング ” 単にスペックだけでは 表せなぃ部分も
最近 疲れているのか あるいゎ 日頃の貧果が災ぃしてるのか
ロースペックの骨董リールを楽しむだけの 心の余裕が なぃのかも
だからね ” いっそREVOに乗り換ぇ ” なんてヘンな思考も やがてゎ湧いてくることに
それって むしろ 「まともな選択」 なんですけどね・・・
「C4もREVOも どぉでもいぃ」
揺れる乙女心を一蹴する
究極のベイトキャスティングリール
究極のベイトキャスティングリール
Shakespeare 1969
Model EB
Model EB
・・・その筋の人にしか支持されてなぃ ニッチなアメリカンリール もしゃ日本ぢゃ 未発売?
・ フリースプール機 (ダイレクトぢゃなぃ)
・ 右ハンドル限定モデル (左なし)
・ 巻き上げスピード 3.9くらぃ
・ 遠心ブレーキ なし
・ マグネットブレーキ なし
・ キャスコン内部に独自のブレーキ機構 (役立たづ)
・ ベアリング なし (軸受けはブロンズブッシング)
「ゲロゲロ骨董」 投げ釣りに使ぅとなると かなり激しぃ一台かも
不慣れな人にはバックラ必至のブレーキ無し & どん亀的スピード 3.9
ルアーフィッシングでも 現役で使ってる人なんて あんまりいなぃと思う
船釣り or 穴釣り用 テトラの隙間で カニゃドンコを釣るリール タコにも使ぇるけど
それでもね 道楽の 「バイトマン」 あたりのモデルにもなった ” 稀代の名機 ”
スペックだけでは表せなぃ 特異なオーラが存在する
ぶん投げ釣り用ってことでハンドルを交換したら ますます不気味なオーラを放ってる
ノーマルハンドルの細ぃノブゎ サーフでの広大な釣りには向ぃてなぃ 巻くのに疲れる
アマゾンで探したら 怪しぃ激安ハンドル発見
1969年に登場したリールなので 名前もそのまま 「1969」 それって ほんまなん?
製造年を示すシェイクスピア社のコード記号の話もネットに出てるけど 真偽は不明
参考的に ここにも書ぃておきますが
「no-backlash casting」 怪しぃブレーキ機構ゎ 使ぃ手のテクニック次第ゃと思いますが
まぁ 時代的には オールド・アンバサダーの対抗馬みたぃなベイトリールですょ
「釣りを無視した スペック排他主義」
ただ漠然と そのオーラに魅了されて 使ってみたぃ・・・ そゅ欲求 わかります?
” スペックだけが全てぢゃなぃ ” 理屈を超越した 人間の五感に訴求する魅力
「ベイトリールの魅力って何か?」
わたしゎね ” スプールの回転フィール ” こそが 最大の魅力ゃと思うんですょ
しかも 機種ゃスプールサイズによって その個性も ほんまに多様で
手に伝わってくる感触だけでなく 激しく回転する様子は 見た目にもワクワクする
スピニングリールでゎ絶対に体感できなぃ 両軸リールの面白さ
・・・ごみ捨て場から拾ってきた 3号表示の古ぃグラス製の磯竿(タカミヤ製)との組み合わせ
「えぃ!」 気合で振れば 激しぃ風きり音とともに スプールが勢ぃよく回転する
” パッシュー ” あぁ この感ぢが 心地いぃ
すごく飛ぶ
ちょっと驚くかも・・・シンプルな胴突き仕掛けながらも 100mを超ぇてきます
この竿で アンバサダーになると これだけの飛距離は出なかったかも
きちんと比較する必要があるけど シェイクスピアゎ 超絶ぶっ飛びマシン・・・おそろしぃ
残念ながら 巻き上げスピードが超絶遅ぃので 必然的に 「ぶっこみ釣り」 横着なスタイル
エサを投げ込んだら びょ~んと竿ぉ立てて アタリを待ちます
サーフトローリングゃ投げサビキは たぶん無理 本人のヤル気次第ゃけど
「こんな獲物だけやったら どぉしよぅ」
・・・不安になりましたが シェイクスピアを信ぢて 投げ続けるしかありません
” パッシュー ” 投げるたびに スプールが水煙をあげて 勢ぃよく仕掛けが飛んでく・・・
その心地よさに酔ぃしれながら 黙々とぶん投げます
「ビゴゴゴゴっ」 やがて竿先に 強烈なアタリが!?
巻き上げスピードが遅くて寄らなぃし すごく重たぃ・・・ 何がかかったのかと 悪戦苦闘して
ようゃく拝めた 渾身の一匹 「またそれかょ」 でも 引きが強くって かなり楽しめた
「Shakespeare 1969」
そのルックスも魅惑的ゃけど 最大の特徴は スプールの回転フィールにあると思ぃます
具体的に その感触をぉ伝えするのは むづかしぃんですけどね
アンバサダーにも 他のリールにもなぃ 独自の回転フィーリング・・・
黒ぃ1969ゎ スプールの軸受けにベアリングを使用しなぃブッシングモデルなんですが
それでもね シルキーといぅか モーターのよぅに 一気に回転が駆け上がる
かと言って ベアリングとは違ぅ ヌルっとした感覚も 伝わってくるみたぃな・・・とにかく独特で
「百聞は一投にしかづ」 実際に使ってみれば わかると思ぅねんけど
巻き上げスピードのハンデを上回る その魅力 スペックだけが すべてぢゃなぃ
・・・シェイクスピアの1969シリーズって 他にもあるんですょ
機会があれば ぜひ使ってみてくださぃな その魅力が きっと体感できると思ぅ
「投げ釣りに」 なんて 言ぃません やっぱりバス釣りとかで使ぅのが 正統派
・ 1969B MODEL EB
金色した ベアリング仕様の上位モデル 一部のトッパーさん 御用達リール?
同ぢ金色ってことで PENNの920あたりが ライバルでしょおか
最近ゎトップゲームのスタイルもすたれて(?) こゅリールの人気も下降気味ですが
愛好してる人ゎそれなりにいると思ぅねんけど フィールドで実際に使ってる人 見たことなぃし
派手なカラーとあいまって 釣り場に持ち出せば かなり目立つと思ぃますょ
1969Bは2台持っているんですが 両方とも刻印ゎ 「EB」 でした
黒ぃ1969もEBで ともに69年製? 製造年なのかデビュー年なのか よくわかんなぃ
・ 1975 MODEL DH
「アメリカ建国記念モデル」 シールの剥がれたボコボコの個体を ぉ安く購入
人気があるらしく 程度の良ぃものは高値で売買されてるみたぃ
中古市場での流通量も少なぃし ニッチなファンにとってゎ必携の一台(?)
「DH」 って記号は コード表で見ると73年なんですけどね
でも リールの名前ゎ 1975・・・ よくわかんなぃ
単純に アメリカ建国200年=1975年 ってことで その年号を名前にしたんゃと思ぃます
赤ぃでかノブのハンドルゎ 交換した訳ぢゃなくって これがノーマル・純正ハンドル
ベアリングモデルかブッシングか 忘れました・・・ ソルト用に 交換したかも
1969系のベアリングって ものすごく小さぃサイズが 使われてて
海で使ぅとぉ手入れが大変そぅやから ブロンズブッシュに交換するのがオススメ
(1975って Bの記号が付かなぃから はぢめからブッシングモデルやったかも?)
・ SEARS Ted Williams Ⅳ
「535.311920」 よくわかんなぃ数字が 刻印されてる シェイクスピアのあるあるですが
これも2台持っているんですが 年コード記号が 「EN」 & 「EM」 (68年 & 69年)
ってことは 1969よりも先に このテッド・ウィリアムスが発売されたってこと?
野球選手の名前が冠された シアーズで販売されたOEMモデル
バージョンもいくつかあるんですが 特異な形状のハンドルゃドラグが すごくオシャレで
傷をつけるのがもったぃなくて 最近ゎ温存状態です・・・
「右ハンドルやんけ」 そぉですよね・・・ぶん投げ釣り用だからこその 右ハンドル
またいづれ 海に持ち出したぃなって 思ってぃます
そのために 少々ぢゃんきーな2台目の 「実釣専用」 購入したので!?
リールが傷つくのを恐れづに ぶん投げたぃ ぢゃんくで腐った個体なら 気兼ねなく使ぇるし
・・・メカニズムの詳しぃ話をするのを 忘れてましたね
まぁ 細かぃことを色々と書かなくても
「特異なオーラ」 「スプールの回転フィール」 「超絶ぶっ飛び性能」
それらの言葉に 尽きるっていぅか!? スペックぢゃなく 感性で楽しむリールですから
・・・たぶんね スペック優先の選択ばかりぢゃ 「わたしぢゃなくなる」
それぞれのリールの個性を楽しみながらの釣り だからこその わたしなんゃと思ぅ
いろんなリールが出てきて ここを見てる人ゎ楽しいでしょ?
こっちゎ釣行のたびにリールが変わって 大変ゃねんけど!?
定番みたぃな選択も悪くなぃけど たまにゎ勘違ぃな一台が 新たな楽しみの糧に
日頃 スピニングでしか釣りぉしなぃ人も 一度はベイトリールで投げてみるのも アリゃと思う
” パッシュー ” 投げた時の感触が やがて病みつきになるかもですょ
C4ゃREVOは快適やけど 時代錯誤な骨董両軸リールには スペック以上の何かがある
Shakespeare 1969・・・ 使ぇばわかる その魅力
kyasaren_cafe at 17:00|Permalink│別館 Abuのお姉さん