ミリオネア
二〇一八年如月十四日
DAIWA MILLIONAIRE ST-25 AC
「まさかコレが登場するなんて」 わたし自身も 少々驚ぃてます・・・ってか 感慨深ぃ
” 丸くなぃミリオネア ” 共に歩んだ 苦闘の記録 こぅして綴る日が やって来た
DAIWA MILLIONAIRE ST-25 AC
なんで 「ミリオネア」 って名前なんですかね・・・ファントムゃプロキャスターぢゃ あかんかった?
丸ぃミリオネアのシリーズが終了して その名を強引に引き継ぃだんですかね
「マグサーボぢゃなぃ」 オーソドックスな遠心ブレーキですょ だから 見た目もシンプル
もぅ ずぃぶん以前に買ぃました ぉ値段は たしか500円だか800円だか そんくらぃで
「この値段なら 部品取り用に」 右ハンドルゃし フィールドでの出番は 絶対になぃと思ってた
んで そのまま押入れの奥底にしまわれて 日の目を見ることなく 長年眠っていました・・・
ひさびさに押入れの奥から発掘されて 改めて見ると ぶん投げ釣りに使ぇそお
ラインキャパも ナイロン6号で150m・・・サイズ的には アンバサダーの5000クラスに近ぃ
これはアンバサダーのライバルになれるかな ってことで 急遽 鍛ぇあげることにしました
【 Specification 】
・ 巻き上げスピード
なにげで 5.2 くらぃあるんですかね ギヤの歯数を数えるのが面倒くさぃから 見た目の推測値
「Hi‐SPEED」 の表示は だてぢゃなぃ 90y~のアンバサダーに匹敵しますょ
・ 2点式遠心ブレーキ
なんてことなぃ古典的なタイプ 購入時から純正ブレーキ欠損で ぢぶんで代替品を入れますが
セッティングさえ出せれば マグネットブレーキよりも扱ぃやすくて飛距離も出る
・ 「シンクロしなぃ」 レベルワインダー
丸ぃアンバサダーみたぃに キャスト時に忙しく左右にガビガビ動きません
当然 スプール回転におけるフリクションロスが少なぃんですよね ヘタをすると 「過回転」
・ 「オートキャスト」 サムバータイプクラッチ
親指で押し込んで フリースプールに しかも 「親指で起こして元に戻せる」
慣れると便利なんですょ アンバサダーは ハンドル回さなぃとクラッチが復帰しなぃ
・ カーボンベアリング
スプールの軸受けに 黒ぃチープなカーボン(樹脂?)のブッシングが使用されています
まぁ 普通のベアリングに交換しちゃうのが常なんですが ソルト使ぃでのメンテナンス面では◎
・ ぢつゎ船用リール
ハンドルを見れば 一目瞭然なんですけどね これでバス釣りする人は いなぃと思ぅ
キャスティングを念頭に作られたリールぢゃなぃけど それで敢ぇてぶん投げる わたしの心意気
・ ラインアラーム装備
なくても別に構ぃませんが 置き竿でのアタリ待ちに んで フリッピング機能はありません
フリッピングのスイッチを 強引にラインアラームに変ぇたみたぃな
・ ダイレクトスイッチ
ハンドルの反転ストッパーを解除して ダイレクトリールみたぃに楽しめる機能
「こんなの要らなぃ」 多くの人が たぶん思ってる ABUのダイレクトに対抗した エセ付加価値
・ 使ってるうちに剥げてくる金色の文字
言うまでもありませんが サムレスト部の印字とか やがて消失します
この個体は まだ綺麗に残っているので できるだけ触らなぃよーに努めます
すでに中古市場では 「誰も欲しがらなぃごみ両軸」 的な地位を 確立していますが
でもね だからこそ 燃ぇるっていうか スペック的には悪くなぃ まだ充分 戦ぇる
そのことぉ わたしが証明する・・・ 不人気ベイトリールの底ぢから 見せてやるって感ぢで!?
「ダイワ名物」 カーボンベアリング 捨てるのは簡単ですが あえてドライブ側だけ残します
んで ブレーキ側はベアリングに交換 新品の手持ちがなぃので 塩害で腐ったものを 知らん顔で
錆びたベアリングも 高回転で酷使すれば また回り始める・・・っていう わたしの勝手な持論ゆぇ
普通のバス釣りでは 腐ったベアリングはダメですょ ぶん投げ遠投は また別の世界ですから
「100g超のルアーを投げる世界」 そぅ言えば いかに別世界なのかを 理解してもらぇますかね・・・
【 試投 第1回 】
” カーボンベアリング & 塩害で腐ったベアリング + スプレーノズルを切り出したブレーキ ”
暫定ながらも この仕様でリールのセッティングを完成させるべく さっそく試投です
スプールの重量が アンバサダーより少し重たそぉなのと 投げる時にワインダーが動かなぃので
そのフリクションも少なぃ つまり 「バックラッシュしやすぃかも」
だからね 腐ったベアリングのフリクションを ブレーキ的に利用するんですょ 計算の上
んで 先日400円で買ってきた 穂先の白ぃノーブランドの安物グラスロッドで ぶん投げます
使用するラインは ナイロンの6号 「ちから糸なし」 これが一番 釣り場で楽なんですょ
ごみ竿との組み合わせで 上手に投げれば 30号のオモリでも切れませんから
なにげでパワフルな 「キングフィッシャー投 390」 25号のオモリをぶら下げて 注目の第一投目
バギャギャギャグァ~っ 錆びたベアリングから 大音量の轟音が
まぁ そんなのはぉ構いなしの想定内 むしろ楽しぃ 釣り場やったら 周囲から注目の的ですょ
こぅしてベアリングの悲鳴を楽しみつつ(?) 錆落しを目的に しばらく投げ続けます・・・
・・・がんばって投げ続けてみたんですけどね その飛距離は 思ぃのほか伸び悩むっていうか
100mに届かなぃ ラインの100m地点に マーキングをしてあるんですけどね
そこまで放出しなぃ オモリだけでこの程度の飛距離ぢゃ 話になりませんょ
仕掛けを付けたら もっと飛ばなぃねんから・・・ アンバサダーにも 到底およばなぃって感ぢです
ベアリングが腐っていても もぅちょっと飛ぶと思ぅんですけどね 何か原因が 他にありそ
【 試投 第2回 】
ベアリングが多少ガビってたとは言ぇ オモリ単体で100m飛ばせないっていうのは 屈辱的でしたね
「ちょっと横着が過ぎたかな」 ってことで 本格的に ミリオネアに手を入れることに
” カーボンベアリング ” 搭載モデルの多くの個体で 回転が渋ぃと思いますが
その原因はね あまり知られていませんが クリアランス不足 穴径が小さぃんですょ
発売当時 ダイワが意図したものなのか あるいは個体差や経年劣化なのかは わかりませんが
・・・ってことで ベアリングの内穴ぉペーパーで磨ぃて 穴径を調整します 過度に削ると ガタが出る
職人技ってほどでもありませんが 経験的な感覚を頼りに ぢっくりと削り進めます
使ぅ投げ竿も 気分を変ぇて 並継 360 Hinomaru (日の丸) たぶんグラス製
この日はぉ天気もよくなぃし 寒ぃし んでね 飛距離も相変わらづって感ぢ
カーボンベアリングを磨ぃた効果も ぜんぜん体感できづ わたしの投げるのが ヘタになった?
錆びたベアリングの悲鳴は だぃぶ少なくなりましたが・・・ それでも 飛距離に反映しなぃ
なんだか自信をなくしましたょ もぅ 挫折寸前
・・・でもね おうちに帰ってから リールを色々とチェックしてるうちに あることに気付ぃたんですょ
「諦めるのは まだ早ぃ」 錆びたベアリングをオイルで洗浄して 次回の試投に備ぇます・・・
【 試投 第3回 】
飛距離が思ぅよーに出なぃ原因は もしかしたら わたしの先入観が災ぃしてたのかも知れません
それを確かめるために 懲りづにいつもの試投会場へ・・・
もしゃ 遠心ブレーキ 効き過ぎてなぃ?
ABUに比べてフリクションが少なぃので 2個が当然かと思っていましたが
バックラ覚悟で ブレーキを1個にしてみます・・・
さぁ 飛べっ
気合の一投 ばひゅっ
びびびび~ん・・・
ドスッ
ライン 全部出ちゃった ( ̄∀ ̄)
そゅことやったんですか・・・納得 ラインを何m巻ぃてあったのか なぃしょですけどね
これでアンバサダーに匹敵っていぅか アンバサダーを超ぇる可能性も ちょっと驚く
でもね・・・ その後が続かなぃ 投げる毎に 飛距離が落ちてくるんですょ
「はぁ???」 不思議ですね・・・ 飛ばなぃ疫病神が このリールのどこかに潜んでる
遠心ブレーキが もたなぃんですね 過剰な磨耗が起こって 変形して摩擦を増大させてる
原因はね 回転径の違ぃ なんですょ アンバサダーと比較すれば よくわかる
ミリオネア(M) : ブレーキ回転径 29mm × 3.14 = 円周移動量 91.06mm / スプール1回転
アンバサダー(A) : 26mm × 3.14 = 円周移動量 81.64mm / スプール1回転
スピード比 M / A ≒ 1.12 つまり ミリオネアの回転速度の方が 1割ほど速ぃんです
んで 遠心力 = 速度の二乗 ってことになると ブレーキにかかる負担の差は もっと増ぇる
遠心ブレーキっていうのゎ 回転エネルギーから熱エネルギーへの変換 なんですょ
つまり 温度上昇に伴って ブレーキ素材の一時的な変性(溶融)による摩擦係数の増大が
ブレーキ(制動力)の正体なんですょ
ぢゃあ 今回のケースの対策ゎ・・・ ブレーキ材の融点を上げること
もはゃ ルアーフィッシングとは次元が違ぃますけどね そんだけ過酷な 遠投ぶん投げの世界
【 試投 第4回 】
わたしの日頃のコンセプトは ブレーキ材は入手が容易な消耗材を使ぅ
はなくそみたぃな小さなものなので 「紛失するのが前提」 なんですょ
実際に 釣りから帰ってリールを洗ぅ時 誤って洗面所でブレーキを流しちゃったことが 何回も
なので 純正品は使わなぃ・・・ かと言って 使ぇる代替品って あるんですかね
もぅ 仕方なぃから 身近にあった樹脂製チューブ(パイプ)類のストックを とにかくテストすることに
どれも似たよーな材質なので 融点の違ぃなんて あんまり期待できませんが・・・
そこで思いつぃた 期待の素材 手芸用のビーズ 穴径も 遠心ブレーキにピッタリ
ガラスビーズを使ぅとね たぶん割れて砕ける トラブルを避けるために プラスチック製を選択
はたして どぉなることやら・・・ わくわく期待しつつ ぶん投げます うまくいったら儲けもん
ビーズがバッキバキに削れて 磨耗してますょ 飛距離もぜんぜん出なぃ 残念な結果に
他の素材も 結局ダメでした あぁ どぉしましょお・・・ 八方ふさがりって感ぢで 疲れましたょ
「ABU純正の ベークライトブレーキぢゃなぃとダメ?」 悩みどころですけどね
でも わざわざ買ぃ足すのも面倒くさぃし ミリオネアに使って耐えられるのかも わかんなぃし
炎を近づけると すぐにウニョウニョと変形するよーな素材ぢゃ だめなんですょ
「難燃性で融点の高ぃ素材」 そんなの 他に何がある? しかも ブレーキとして装着できるもの・・・
たとぇ素材があっても 自分でブレーキ穴をあけたりとか 繊細な加工をするのは面倒くさぃし
【 試投 第5回 】
「5回もこんなテストやってんの?」 さすがに飽きるっていうか イヤになってきましたが
でもね ここで諦めたら せっかくのミリオネアが 部品取りの完全ごみ両軸に陥落しちゃう
偶然ながらもご縁があった一台やから なんとか使ぇるよーにしてあげたぃんですけどね・・・
穂先の白ぃ中国製の安物グラスロッドに ミリオネアの運命を託します その馬力は あなどれなぃ
つぃでに新開発の 尾翼付きシンカー テストも兼ねて 単なる市販の羽ですけどね
ラインも傷んできたので 新しく巻きなおしました 何m巻ぃてあるのか ないしょですけどね
んで 肝心のブレーキ素材ゎ・・・
そぉなんですょ・・・部品取りして捨てよぉと思っていた ごみ船竿(カーボンロッド)の穂先を利用
穴もあぃてるから 使う分をノコギリで切り出すだけで おっけぃ 横着なわたしにも許せる
なんとも贅沢な この上なぃブレーキ素材ですょ・・・これならきっと 高回転の高負荷にも耐ぇられる
心配なのは ” カーボン含有率 ” 安物の竿なので 樹脂成分の含有量も影響しますが
まぁ ここまで来たら あとゎぶん投げるだけですょ これ以上の素材なんて 思ぃつかなぃし
企業秘密ですょ
やっぱりね そんなに簡単ぢゃないんですょ 単なるブレーキにも 多くのノウハウが存在する
素材だけぢゃなく 重量ゃ面積 他にも諸々の要素が・・・ 実用レベルまで昇華させる 才能も!?
・・・ってことで その後もテストを重ねて よぅやく満足できるレベルに仕上がりました
DAIWA ミリオネア ST‐25 AC ごみ両軸どころか あなどれなぃ一台に
今後は アンバサダーとの性能対決 & 海でのデビューを 待つばかりって感ぢです
「塩害でガビってたベアリング」 今でゎすっかり静かになっちゃって 回転性能も完全復活!?
妥協せづに(?) わざわざ新品を買わなくてよかった・・・って ただの面倒くさがりですけどね
「オールドアンバサダーにカーボン遠心ブレーキ」 そゅプロジェクトも 動き始めてぃます
既存のブレーキ素材でも 充分なんですけどね 新たな可能性の模索ってことで
企業秘密にしておかなぃと ピュアゃサードパーティーのパーツ屋さんに 販促ネタでパクられる!?
カーボン遠心ブレーキの発案者ゎ わたしですから・・・ どか ぉ忘れなく
丸ぃミリオネアのシリーズが終了して その名を強引に引き継ぃだんですかね
「マグサーボぢゃなぃ」 オーソドックスな遠心ブレーキですょ だから 見た目もシンプル
もぅ ずぃぶん以前に買ぃました ぉ値段は たしか500円だか800円だか そんくらぃで
「この値段なら 部品取り用に」 右ハンドルゃし フィールドでの出番は 絶対になぃと思ってた
んで そのまま押入れの奥底にしまわれて 日の目を見ることなく 長年眠っていました・・・
ひさびさに押入れの奥から発掘されて 改めて見ると ぶん投げ釣りに使ぇそお
ラインキャパも ナイロン6号で150m・・・サイズ的には アンバサダーの5000クラスに近ぃ
これはアンバサダーのライバルになれるかな ってことで 急遽 鍛ぇあげることにしました
【 Specification 】
・ 巻き上げスピード
なにげで 5.2 くらぃあるんですかね ギヤの歯数を数えるのが面倒くさぃから 見た目の推測値
「Hi‐SPEED」 の表示は だてぢゃなぃ 90y~のアンバサダーに匹敵しますょ
・ 2点式遠心ブレーキ
なんてことなぃ古典的なタイプ 購入時から純正ブレーキ欠損で ぢぶんで代替品を入れますが
セッティングさえ出せれば マグネットブレーキよりも扱ぃやすくて飛距離も出る
・ 「シンクロしなぃ」 レベルワインダー
丸ぃアンバサダーみたぃに キャスト時に忙しく左右にガビガビ動きません
当然 スプール回転におけるフリクションロスが少なぃんですよね ヘタをすると 「過回転」
・ 「オートキャスト」 サムバータイプクラッチ
親指で押し込んで フリースプールに しかも 「親指で起こして元に戻せる」
慣れると便利なんですょ アンバサダーは ハンドル回さなぃとクラッチが復帰しなぃ
・ カーボンベアリング
スプールの軸受けに 黒ぃチープなカーボン(樹脂?)のブッシングが使用されています
まぁ 普通のベアリングに交換しちゃうのが常なんですが ソルト使ぃでのメンテナンス面では◎
・ ぢつゎ船用リール
ハンドルを見れば 一目瞭然なんですけどね これでバス釣りする人は いなぃと思ぅ
キャスティングを念頭に作られたリールぢゃなぃけど それで敢ぇてぶん投げる わたしの心意気
・ ラインアラーム装備
なくても別に構ぃませんが 置き竿でのアタリ待ちに んで フリッピング機能はありません
フリッピングのスイッチを 強引にラインアラームに変ぇたみたぃな
・ ダイレクトスイッチ
ハンドルの反転ストッパーを解除して ダイレクトリールみたぃに楽しめる機能
「こんなの要らなぃ」 多くの人が たぶん思ってる ABUのダイレクトに対抗した エセ付加価値
・ 使ってるうちに剥げてくる金色の文字
言うまでもありませんが サムレスト部の印字とか やがて消失します
この個体は まだ綺麗に残っているので できるだけ触らなぃよーに努めます
すでに中古市場では 「誰も欲しがらなぃごみ両軸」 的な地位を 確立していますが
でもね だからこそ 燃ぇるっていうか スペック的には悪くなぃ まだ充分 戦ぇる
そのことぉ わたしが証明する・・・ 不人気ベイトリールの底ぢから 見せてやるって感ぢで!?
「ダイワ名物」 カーボンベアリング 捨てるのは簡単ですが あえてドライブ側だけ残します
んで ブレーキ側はベアリングに交換 新品の手持ちがなぃので 塩害で腐ったものを 知らん顔で
錆びたベアリングも 高回転で酷使すれば また回り始める・・・っていう わたしの勝手な持論ゆぇ
普通のバス釣りでは 腐ったベアリングはダメですょ ぶん投げ遠投は また別の世界ですから
「100g超のルアーを投げる世界」 そぅ言えば いかに別世界なのかを 理解してもらぇますかね・・・
【 試投 第1回 】
” カーボンベアリング & 塩害で腐ったベアリング + スプレーノズルを切り出したブレーキ ”
暫定ながらも この仕様でリールのセッティングを完成させるべく さっそく試投です
スプールの重量が アンバサダーより少し重たそぉなのと 投げる時にワインダーが動かなぃので
そのフリクションも少なぃ つまり 「バックラッシュしやすぃかも」
だからね 腐ったベアリングのフリクションを ブレーキ的に利用するんですょ 計算の上
んで 先日400円で買ってきた 穂先の白ぃノーブランドの安物グラスロッドで ぶん投げます
使用するラインは ナイロンの6号 「ちから糸なし」 これが一番 釣り場で楽なんですょ
ごみ竿との組み合わせで 上手に投げれば 30号のオモリでも切れませんから
なにげでパワフルな 「キングフィッシャー投 390」 25号のオモリをぶら下げて 注目の第一投目
バギャギャギャグァ~っ 錆びたベアリングから 大音量の轟音が
まぁ そんなのはぉ構いなしの想定内 むしろ楽しぃ 釣り場やったら 周囲から注目の的ですょ
こぅしてベアリングの悲鳴を楽しみつつ(?) 錆落しを目的に しばらく投げ続けます・・・
・・・がんばって投げ続けてみたんですけどね その飛距離は 思ぃのほか伸び悩むっていうか
100mに届かなぃ ラインの100m地点に マーキングをしてあるんですけどね
そこまで放出しなぃ オモリだけでこの程度の飛距離ぢゃ 話になりませんょ
仕掛けを付けたら もっと飛ばなぃねんから・・・ アンバサダーにも 到底およばなぃって感ぢです
ベアリングが腐っていても もぅちょっと飛ぶと思ぅんですけどね 何か原因が 他にありそ
【 試投 第2回 】
ベアリングが多少ガビってたとは言ぇ オモリ単体で100m飛ばせないっていうのは 屈辱的でしたね
「ちょっと横着が過ぎたかな」 ってことで 本格的に ミリオネアに手を入れることに
” カーボンベアリング ” 搭載モデルの多くの個体で 回転が渋ぃと思いますが
その原因はね あまり知られていませんが クリアランス不足 穴径が小さぃんですょ
発売当時 ダイワが意図したものなのか あるいは個体差や経年劣化なのかは わかりませんが
・・・ってことで ベアリングの内穴ぉペーパーで磨ぃて 穴径を調整します 過度に削ると ガタが出る
職人技ってほどでもありませんが 経験的な感覚を頼りに ぢっくりと削り進めます
使ぅ投げ竿も 気分を変ぇて 並継 360 Hinomaru (日の丸) たぶんグラス製
この日はぉ天気もよくなぃし 寒ぃし んでね 飛距離も相変わらづって感ぢ
カーボンベアリングを磨ぃた効果も ぜんぜん体感できづ わたしの投げるのが ヘタになった?
錆びたベアリングの悲鳴は だぃぶ少なくなりましたが・・・ それでも 飛距離に反映しなぃ
なんだか自信をなくしましたょ もぅ 挫折寸前
・・・でもね おうちに帰ってから リールを色々とチェックしてるうちに あることに気付ぃたんですょ
「諦めるのは まだ早ぃ」 錆びたベアリングをオイルで洗浄して 次回の試投に備ぇます・・・
【 試投 第3回 】
飛距離が思ぅよーに出なぃ原因は もしかしたら わたしの先入観が災ぃしてたのかも知れません
それを確かめるために 懲りづにいつもの試投会場へ・・・
もしゃ 遠心ブレーキ 効き過ぎてなぃ?
ABUに比べてフリクションが少なぃので 2個が当然かと思っていましたが
バックラ覚悟で ブレーキを1個にしてみます・・・
さぁ 飛べっ
気合の一投 ばひゅっ
びびびび~ん・・・
ドスッ
ライン 全部出ちゃった ( ̄∀ ̄)
そゅことやったんですか・・・納得 ラインを何m巻ぃてあったのか なぃしょですけどね
これでアンバサダーに匹敵っていぅか アンバサダーを超ぇる可能性も ちょっと驚く
でもね・・・ その後が続かなぃ 投げる毎に 飛距離が落ちてくるんですょ
「はぁ???」 不思議ですね・・・ 飛ばなぃ疫病神が このリールのどこかに潜んでる
遠心ブレーキが もたなぃんですね 過剰な磨耗が起こって 変形して摩擦を増大させてる
原因はね 回転径の違ぃ なんですょ アンバサダーと比較すれば よくわかる
ミリオネア(M) : ブレーキ回転径 29mm × 3.14 = 円周移動量 91.06mm / スプール1回転
アンバサダー(A) : 26mm × 3.14 = 円周移動量 81.64mm / スプール1回転
スピード比 M / A ≒ 1.12 つまり ミリオネアの回転速度の方が 1割ほど速ぃんです
んで 遠心力 = 速度の二乗 ってことになると ブレーキにかかる負担の差は もっと増ぇる
遠心ブレーキっていうのゎ 回転エネルギーから熱エネルギーへの変換 なんですょ
つまり 温度上昇に伴って ブレーキ素材の一時的な変性(溶融)による摩擦係数の増大が
ブレーキ(制動力)の正体なんですょ
ぢゃあ 今回のケースの対策ゎ・・・ ブレーキ材の融点を上げること
もはゃ ルアーフィッシングとは次元が違ぃますけどね そんだけ過酷な 遠投ぶん投げの世界
【 試投 第4回 】
わたしの日頃のコンセプトは ブレーキ材は入手が容易な消耗材を使ぅ
はなくそみたぃな小さなものなので 「紛失するのが前提」 なんですょ
実際に 釣りから帰ってリールを洗ぅ時 誤って洗面所でブレーキを流しちゃったことが 何回も
なので 純正品は使わなぃ・・・ かと言って 使ぇる代替品って あるんですかね
もぅ 仕方なぃから 身近にあった樹脂製チューブ(パイプ)類のストックを とにかくテストすることに
どれも似たよーな材質なので 融点の違ぃなんて あんまり期待できませんが・・・
そこで思いつぃた 期待の素材 手芸用のビーズ 穴径も 遠心ブレーキにピッタリ
ガラスビーズを使ぅとね たぶん割れて砕ける トラブルを避けるために プラスチック製を選択
はたして どぉなることやら・・・ わくわく期待しつつ ぶん投げます うまくいったら儲けもん
ビーズがバッキバキに削れて 磨耗してますょ 飛距離もぜんぜん出なぃ 残念な結果に
他の素材も 結局ダメでした あぁ どぉしましょお・・・ 八方ふさがりって感ぢで 疲れましたょ
「ABU純正の ベークライトブレーキぢゃなぃとダメ?」 悩みどころですけどね
でも わざわざ買ぃ足すのも面倒くさぃし ミリオネアに使って耐えられるのかも わかんなぃし
炎を近づけると すぐにウニョウニョと変形するよーな素材ぢゃ だめなんですょ
「難燃性で融点の高ぃ素材」 そんなの 他に何がある? しかも ブレーキとして装着できるもの・・・
たとぇ素材があっても 自分でブレーキ穴をあけたりとか 繊細な加工をするのは面倒くさぃし
【 試投 第5回 】
「5回もこんなテストやってんの?」 さすがに飽きるっていうか イヤになってきましたが
でもね ここで諦めたら せっかくのミリオネアが 部品取りの完全ごみ両軸に陥落しちゃう
偶然ながらもご縁があった一台やから なんとか使ぇるよーにしてあげたぃんですけどね・・・
穂先の白ぃ中国製の安物グラスロッドに ミリオネアの運命を託します その馬力は あなどれなぃ
つぃでに新開発の 尾翼付きシンカー テストも兼ねて 単なる市販の羽ですけどね
ラインも傷んできたので 新しく巻きなおしました 何m巻ぃてあるのか ないしょですけどね
んで 肝心のブレーキ素材ゎ・・・
そぉなんですょ・・・部品取りして捨てよぉと思っていた ごみ船竿(カーボンロッド)の穂先を利用
穴もあぃてるから 使う分をノコギリで切り出すだけで おっけぃ 横着なわたしにも許せる
なんとも贅沢な この上なぃブレーキ素材ですょ・・・これならきっと 高回転の高負荷にも耐ぇられる
心配なのは ” カーボン含有率 ” 安物の竿なので 樹脂成分の含有量も影響しますが
まぁ ここまで来たら あとゎぶん投げるだけですょ これ以上の素材なんて 思ぃつかなぃし
ばしゅ! ぎゅい~~~ん・・・
企業秘密ですょ
やっぱりね そんなに簡単ぢゃないんですょ 単なるブレーキにも 多くのノウハウが存在する
素材だけぢゃなく 重量ゃ面積 他にも諸々の要素が・・・ 実用レベルまで昇華させる 才能も!?
・・・ってことで その後もテストを重ねて よぅやく満足できるレベルに仕上がりました
DAIWA ミリオネア ST‐25 AC ごみ両軸どころか あなどれなぃ一台に
今後は アンバサダーとの性能対決 & 海でのデビューを 待つばかりって感ぢです
「塩害でガビってたベアリング」 今でゎすっかり静かになっちゃって 回転性能も完全復活!?
妥協せづに(?) わざわざ新品を買わなくてよかった・・・って ただの面倒くさがりですけどね
「オールドアンバサダーにカーボン遠心ブレーキ」 そゅプロジェクトも 動き始めてぃます
既存のブレーキ素材でも 充分なんですけどね 新たな可能性の模索ってことで
企業秘密にしておかなぃと ピュアゃサードパーティーのパーツ屋さんに 販促ネタでパクられる!?
カーボン遠心ブレーキの発案者ゎ わたしですから・・・ どか ぉ忘れなく
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